Case2:イヤ!できない!が連発する5歳さん。どうする?

私のところに届く日々のお悩みをご紹介していきます。

「あるある!」と頷ける方も多いのではないでしょうか?
ヒントになったら嬉しいです。

習い始めて1年の5歳さんが、わがままで気が強く、うまくレッスンが進められません。

月に1回くらいきちんと出来る日があって、理解も早いし音符覚えるのも早いので、ちゃんと頑張れる子だと思うのですが、

〇〇やってみよう!→できない!
じゃあ一緒にやろう→いや!!
先生のお手本を見るだけでいいから→いや!!


みたいな感じです。


他にもレッスングッズを、私の手から引っ張って取り上げたり、引き出しを勝手に開けてこれやる!とか言ったりします。

お母様も、軽く注意はしますが末っ子だからか甘やかしてるような印象も受けます。

私もきちんと注意したいのですが、目上の方ですし、何だか、厳しく注意しないお母様に忠告しているように捉えられそうで怖くてできません。

お約束ごとを書いて、守れたらご褒美シール貼ろうねと言って、それはちょっと効果がありそうだなとは思っています。

こういう場合、1人でレッスンに来てもらうようお願いすべきでしょうか。

みか先生はどのように声掛けをされますでしょうか。

幼児さんは、低年齢ほど個性豊かですね。
次のようにお答えしました。

5歳はそういう時期❢と割り切ってよいです。

できない❢は本当にできないのかもしれないし、先生を試している可能性もありますよね。

私なら、

〇〇やってみようか→できない!
→そっか、できないかぁ。じゃあどれならできそう?
と子供に聞きます。

やりたいこと=子どものなかに答えがあります。

こちらの気持ちを伝えるときは「I (アイ)・メッセージ」で「先生は〇〇と思う」と伝えましょう。

今回の「一緒にやろう」に対する「いや!」なら、
いやって言われたら先生は悲しいなぁ〜。
と伝えます。

それから、
「〇〇ちゃんひとりでやりたいのかな?」
「難しいところはたすけて、って言ってね❢先生がいつでもたすけるからね!」

と声がけするかもしれません。

レッスングッズを含め、レッスン室のものを勝手に開ける、触られてしまうと先生ご自身もハラハラしてしまいますね。

この場合も、先生の気持ちで伝えましょう。

レッスングッズはみんなで使うから、壊れちゃうとこまるんだ・・・。
ここは大事なものがたくさん入ってるから先生が出すね。」

「〇〇ちゃん、この前先生に使っていいか聞かないで引き出しをあけちゃったよね。
先生はね、開ける前に、「〇〇をやりたい!」って教えてほしかったんだ。
〇〇ちゃんだけ、使えないのは先生も嫌だし、〇〇ちゃんも悲しいよね。」

「今度からやりたいものがあったら先にお口でお話して教えてくれるかな?お約束できるかな?

などと伝えてみてください。
お約束して守れなかったら、「この前なんてお約束したかな?」って思い出させてあげて。

それでも改善しないならば、その子のとき鍵をかける、又は出さなくてよいと思います。


”私もきちんと注意したいのですが、目上の方ですし、何だか、厳しく注意しないお母様に忠告しているように捉えられそうで怖くてできません。”
と不安もお持ちとのこと・・・。

注意って、一方的に話すと嫌な印象に聞こえそうで不安になる気持ちもよーくわかります。
私も昔はそうでした。

でも、ルールやマナーは教えていいのです。先生なんだもの。
注意してくれる親以外の大人がいるということは子どもにとって大切です。

私がお母様の前で注意するときは、その子の両手を持って、目を見て、真剣に言います。

「先生、〇〇ちゃんにどうしてもお願いしたいことがあるの」

「〇〇ちゃんのことが大好きだからピアノを上手にしてあげたいし、好きな曲が弾けるように、これからも楽しくレッスンしていきたいと思っているの。お話きいてくれる?」
と。

先生がしっかり愛情を持って、その子の将来を思って伝えられたら、
「先生は我が子のことを大切に思って言ってくれてるのね」と、感じて頂けると思います。


「〇〇しちゃダメ!」って脳には「〇〇しなさい」に聞こえるのです。
例えば、転ばないでね!っていうと転ぶイメージが浮かんで転んでしまう。
走らないで!っていうと走りたくなる。
そういうときは、ゆっくり歩いてね❢と欲しい行動をシンプルに伝えるのが一番いいのです。

「開けないでね!触らないでね!」というと聴いてくれないなら、

「見るだけね〜〜!出すのは先生よ〜〜!」でいいと思いますよ♪^^

皆様もいかがでしょうか。
ご感想・メッセージもお気軽に頂けたらと思います。

ソルフェージュは、上達への一番の近道!

ソルフェージュを学ぶことで、

・楽譜が読めるようになり、
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ようになります♪

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生徒と過ごす時間が、かけがえのない瞬間と感動に満ちあふれたレッスンとなりますように♪

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