【開催報告】スタジオでの実践レッスンを終えて

こんにちは!尾島未佳です。

2025年6月21日(土)に開催された公開レッスンには、多くのご協力と温かい見守りをいただき、本当にありがとうございました。

当日は、5名の生徒による「ピアノ×ソルフェージュ」の実践レッスンを、デンマークから来日されたピアニスト・ヨナスさん、そしてアドバンス・マスター講座受講生の先生方のサポートのもとで行いました。

それぞれの年齢・特性・レベルに合わせたアプローチを、できるだけ普段通りのスタイルでお届けできたこと、心から感謝しています。

目次

公開レッスン開催のきっかけ

今回の公開レッスンは、デンマークのピアニスト・Jonas (ヨナス)さんの来日をきっかけに実現しました。

ヨナスさんは、武蔵野音楽大学の元客員教授であり、世界的に活躍されているジョン・ダムガード先生よりご紹介いただいた若手ピアニストで、

「日本の子どもたちがどのように音楽を学び、どんなレッスンを受けているのかを現場で見たい」

との強い想いを持って来日されました。


はじめてのやりとりの中で、私のソルフェージュ指導や年齢別アプローチに興味を持ってくださり、

「特に導入期や初級の子どもたちのレッスンを、できれば“生徒の自然な姿”として見学したい」

とのご希望をいただいたことから、

特別な“デモンストレーション”ではなく、ふだん通りのレッスンをそのまま見ていただくという形の公開スタイルに決めました。

生徒・保護者の皆さまのご理解とご協力、そして講座受講生の先生方のあたたかなサポートによって、今回の実施が実現しました。

参加した生徒たちについて

「いつも通りで大丈夫だよ」と声をかけつつ、レッスンは生きもの。

何が起きるかわからない——そんな面白さ(時にスリル?)も含めて、今回参加してくれたのはこの5名:

  • 年中〜小2の、2025年春にピアノを始めたばかりの4名
  • そして譜読みの基礎からソルフェージュで力を積み上げてきた努力家のMちゃん(小4)

それぞれがその子らしい音楽を奏でてくれたことが、何より嬉しいことでした。

見学された先生方・保護者の声より

レッスンを間近で見学された先生方、保護者の皆さまからも、たくさんのご感想をいただきました。ここではその一部をご紹介します。

先生方からのリアルな声

未佳先生の声かけ一つで、生徒さんがパッと変化する瞬間を何度も目にし言葉とタイミングの力を実感しました。

「和声づけソルフェージュでは、“音の流れ”を言葉と表情で導いていて印象的でした。」

「公開講座を受講しに来たような学びの多い一日でした。先生方とも“こんなレッスンをしたいね”と話しながら帰りました。」

1回のレッスンで音がこんなに変わるなんて…目から鱗でした。本人に問いかけて振り返らせるやりとりがとても印象的でした。

保護者の皆さまより

 「読譜もソルフェージュも、こんなに楽しく学べるなんて!と思いました。」

 「レッスンの中で、音を読む・感じる・表現する流れが自然につながっていることに驚きました。」

 「緊張するかと思ったのに、“先生に会えるの楽しみ!”と本人が笑顔で向かってくれて嬉しかったです。」

「同じ教材でも子供ごとに教え方が違うんだなと思いました。」

「その子の好きを大切に工夫されたレッスンが間近で見られてとても良い機会でした。」

「しばらく人前にでて何かをすることがダメになってしまっていましたが、今回本人から心配な気持ちは一言も出ず、緊張しなかった、いつものようにあっという間にレッスンが終わっちゃって数分に感じたとのことです。」

アーカイブ動画のご案内(受講生限定)

以下より、当日のレッスン動画をアーカイブでご覧いただけます。
※パスワード保護付きページです(受講生のみ限定公開)

ヨナス・フレデリック作曲《子どものための3つの小品》

今回の公開レッスンの最後に、デンマークのピアニスト・ヨナスさんが、子どもたちのために書かれた組曲《3つの小品》を演奏してくださいました。

1.Ohayo(おはよう)
2.Asobi(あそび)
3.Daisuki(だいすき)

どの曲にも、子どもへのあたたかなまなざしと、音楽を通じた愛情が込められていて、会場が優しい空気に包まれました。

楽譜はこちら(PDF)🔻

🎥 当日の演奏はこちら(動画)

※ご希望があれば、生徒さんにも演奏いただけたら嬉しいです!とのことでした☺️

ご協力いただいた皆様へ

保護者の皆様、サポートチームの先生方、そして見学にいらしたヨナスさん、通訳のキムさん、一人ひとりのあたたかなお気持ちがあってこそ、この時間が実現できました。

そして何より、集中して真剣に音楽と向き合ってくれた子どもたちに心から拍手を贈ります。

今後も、それぞれの教室でも「表現を育てるソルフェージュ」が広がっていくことを願っています。

ありがとうございました。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

目次